肌悩みの元は「酸化」から
シミ、シワ、たるみなどは肌の酸化＝「細胞のさびつき」から引き起こされているのをご存じでしょうか。
金属が酸素に触れて“サビる”ように、私たちの肌細胞やコラーゲンも、酸化によってじわじわと劣化していきます。見た目にはまだ現れていなくても、20代から酸化は静かに進行し、30～40代になる頃にはその“蓄積”がシミやたるみとなって表れてくるのです。
活性酸素とは？
私たちの体の中では、呼吸や代謝の際に「酸素」が使われています。このとき、一部の酸素が不安定な状態になったものが“活性酸素”です。活性酸素は、紫外線やストレスなどによって「非常に反応性の高い敏感になった酸素」のこと。
この通常時にはない、活性化した不安定さを補おうとして、周囲の正常な細胞の成分を奪ってしまうという性質があります。
つまり、“正常な細胞を酸化＝劣化させてしまう”存在なのです。
実は活性酸素は、まったくの悪者ではありません。免疫細胞が病原体やウイルスを攻撃するときには、「武器」として活性酸素を使っているため、本来は「防御兵器」でもあります。しかし問題は、“量”と“バランス”。
活性酸素が過剰になると、以下のような体内で“見えない炎症”が進行し様々な影響が出てきます。
・細胞が傷つき、肌のターンオーバーが乱れる
・メラニン排出が滞り、シミ・くすみが増える
・コラーゲンやエラスチンが分解され、シワ・たるみが進行する
・肌のバリア機能が低下し、乾燥・赤み・ニキビなどのトラブルが出やすくなる
結果的に「シミ」「たるみ」「シワ」「ニキビ」などの肌トラブルや、生活習慣病・老化現象も早めてしまうのです。
活性酸素を増やす原因
肌の老化やトラブルの大きな原因のひとつが「活性酸素」による酸化ストレスです。活性酸素は本来、体を守るために必要なものですが、過剰に増えると細胞を傷つけ、シミ・シワ・たるみなどの肌老化を引き起こすことがあります。
では、活性酸素が増えてしまうのはどんなときでしょうか。日常生活の中にも、知らないうちに酸化ストレスを高めてしまう原因がたくさん潜んでいます。
| 原因 | 解説 |
|---|---|
| 紫外線 | 紫外線（特にUVA）は、肌内部で活性酸素を多量発生させる |
| 喫煙 | タバコ1本で、約数兆個の活性酸素が体内に放出されるとも |
| 大気汚染 | PM2.5や排気ガスなども酸化反応を引き起こす要因に |
| 糖質過多・加工食品 | 余分な糖がタンパク質と結合する“糖化”が、酸化と同時に進行し肌劣化へ |
| 睡眠不足・ストレス | 自律神経の乱れで体の抗酸化力が落ち、酸化がすすむ |
美容医療でも「抗酸化」を支える
肌の老化は、単なる年齢の問題ではなく、酸化ダメージの積み重ねが、実年齢との差を生む要因です。自力で改善するのが難しいシワやシミ、たるみなど、酸化ダメージを回復する治療も美容医療では推奨しています。
抗酸化作用のある施術（RF、レーザー）
インナーケアとの併用（ビタミンC注入、内服）
日常生活での酸化ストレス管理と合わせて、美容医療で抗酸化の力を底上げしていきませんか？
福岡アールスキンケアクリニックが皆様のお肌の健康を一緒にサポートします。
