肝斑とシミの違い

肝斑とシミはとの鑑別は皮膚科医でも難しく、以下の点に違いがあります。

発生部位

肝斑は、両頬や額、下顎、上口唇(鼻の下)に左右対称性にあることが多いのに対し、シミは頬や額、鼻、口周りなど、顔面のあらゆる部位にできます。

色調

肝斑は、薄茶色で、色素斑の境界がぼやけていることが多いのに対し、シミは濃い茶色や黒色で、色素斑の境界がはっきりしていることが多いです。

原因

肝斑の原因は、紫外線、女性ホルモンバランスの3つが関係していると考えられています。シミの原因は、紫外線、加齢、遺伝などが考えられます。

治療法

肝斑の治療には、内服薬やレーザートーニング治療などがあります。シミの治療には、外用薬やレーザー治療、光治療などがあります。

肝斑の予防には、紫外線対策と女性ホルモンの乱れと肝斑部分に刺激を予防することが大切です。シミの予防には、紫外線対策とが大切です。

具体的には、以下のような違いがあります。

項目 肝斑 シミ
発生部位 両頬や額、下顎、上口唇(鼻の下)に左右対称性にあることが多いですが、片側にあることもあります。 顔面のあらゆる部位
色調 薄茶色で、色素斑の境界がぼやけている 濃い茶色や黒色で、色素斑の境界がはっきりしている
原因 紫外線、女性ホルモン、ストレス 紫外線、加齢、遺伝
治療法 トランサミン内服 レーザー(カーボンピーリング、ピコトーニング) レーザー治療、光治療など
予防法 紫外線対策、ストレス対策、ゼオスキンなどの皮膚刺激を避ける 紫外線対策、生活習慣の改善

肝斑とシミは、どちらも皮膚の見た目を損なう症状ですが、原因や治療法が異なるため、正しく理解して対処することが大切です。

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