近赤外線は味方?近赤外線の美容的メリットとは

紫外線はしっかりカットしているのに、最近たるみが気になる…
それはもしかすると、近年美容医療の分野で注目されている“近赤外線(NIR)”の影響かもしれません。近赤外線は、たるみの原因になる肌の深層ダメージを引き起こす一方で、適切にコントロールすれば美容や医療の現場で力を発揮する、実は味方にもなる光なのです。

近赤外線とは?

太陽光は、大きく「紫外線」「可視光線」「赤外線」に分類されます。このうちの赤外線の一種である近赤外線は、波長が長く、皮膚の奥深く――真皮層や脂肪層、筋膜層にまで到達する力を持つのが特徴です。
その深く達する光の性質ゆえに、近赤外線を日常的に無防備に浴び続けると、肌の土台がゆるんでしまい、シミ・たるみの原因となることも。しかし一方で、この“深く届く性質”を逆に活かせば、美容にも医療にも多くのメリットをもたらしてくれる存在なのです。

美容と医療の現場で活きる、近赤外線のメリット

日々進化を遂げる美容・医療の分野で、今注目されているのが「近赤外線」のチカラ。目には見えないこの光が、私たちの肌や体にさまざまな良い影響をもたらすことをご存じでしょうか?近赤外線が持つ美容と医療の現場でのメリットとは!?

近赤外線が体を温め、筋肉や血管を刺激することで血流が促進され、肌の代謝も向上します。くすみやむくみの改善、肌トーンのアップにもつながります。

皮膚の奥に熱を届けることで、線維芽細胞(コラーゲンを作り出す細胞)が刺激され、コラーゲン産生が促進。肌のハリや弾力感がアップし、たるみ予防にもつながります。

医療分野では、近赤外線が持つ抗炎症作用や創傷治癒作用を活かして、リハビリや痛みの緩和、皮膚の修復などにも応用されています。

近赤外線(NIR)対策のポイント

近年、美容や健康において「光ダメージ」への意識が高まる中、紫外線(UV)だけでなく、近赤外線(NIR)への対策も注目されています。近赤外線は太陽光の約30%を占め、肌の深部にまで届いて影響を及ぼすことが分かってきました。
シワやたるみの原因になったり、コラーゲンの減少を招くこともあるため、紫外線同様にしっかりとケアすることが大切です。

・NIRカット処方のスキンケア・UV製品を取り入れる。抗酸化成分配合(ビタミンCやフラーレンなど)の美容液やUV商品も効果的!
・遮光性能の高いサングラスや帽子、日傘を使う。近赤外線遮断率を確認しましょう!
・車の運転時や室内でも、窓際からの日光に注意する。赤外線カットフィルムの活用もおすすめ!

さらに、近赤外線によるダメージが気になる方には、肌の深層にアプローチする高周波(RF)やHIFU(ハイフ)などの治療もあります。

「日常では守る」「医療では活かす」が、これからの近赤外線対策

同時に、美容医療では近赤外線の性質を活かし、肌の深部に効果的な刺激を届け、たるみなどを治療する技術も誕生しています。
たとえば、福岡アールスキンケアクリニックでは以下のような機器を導入して治療を行っております。

近赤外線と高周波(RF)の融合で、肌の内側からじんわり引き締めます。たるみ予防・ハリ改善に。

近赤外線ではありませんが、近赤外線と同様に肌の深層に熱エネルギーを届ける“HIFU(ハイフ)”治療で、土台からのたるみ治療をサポートします。

近赤外線は使い方次第で美容の味方

同じ近赤外線でも、無防備に浴び続ければ老化の一因になりますが、正しく活用すれば、肌の代謝を高めたり、ハリや弾力をサポートするエイジングケアの味方にもなります。日々のケアに加え、必要に応じて美容医療の力も取り入れることで、より健やかで美しい肌を目指すことが可能です。
私たちは、お肌の状態やお悩みに合わせて最適なサポートをご提案いたします。
気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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