老けて見えるたるみや、しわ。なんとかしたいですよね。
たるみを改善するためにはフェイスリフトという手術しかなかった時代に比べて、近年は手術を伴わずに改善可能な治療法が次々と誕生し、今やそれらが主流になりました。
その反面、美容治療機械を使った照射系治療や注入治療、切らない手術など様々にありすぎて、何を選べばいいのか、自分に合った治療は?などとまどいも隠せません。
そこで今回は、切らないたるみ治療の中でもよく耳にするトレンドの治療法について、ホントのところどうなの?という観点で紹介します。
Q1 たるみやシワの原因を教えてください。
A)主な原因としては加齢だけでなく、紫外線による光老化により、真皮内の細胞を支えているコラーゲンとエラスチンなどが20代半ば(いわゆるお肌の曲がり角)から減少してくる為、しわやたるみなどが出てきます。
Q2 たるみ治療の中でも、切らない治療が人気で主流となっています。どのような治療があってどんな手法なのかを教えてください。
A)切らないたるみ治療は19年前よりサーマクール(モノポーラルなRF)とポラリス(バイポーラルなRF)が出てきました。
RF(高周波)による治療は真皮内に熱を入れてコラーゲン、エラスチンを増やして引き締める治療です。
12年前よりハイフ(HIFU)のウルセラが登場したことでSMAS(筋膜)に作用して点状に熱拘縮で引き上げる治療が登場しました。ウルセラはアメリカでのFDAに認可された機種です。
現在はハイフブームです。
Q3 ここからは今人気のハイフ治療について、お尋ねします。簡単にいうと、どんな治療法ですか?
A)ハイフは超音波を虫眼鏡で焦点を当て、SMAS、真皮、表皮に点状に熱拘縮を加えて引き上げ効果をもたらす切らないたるみ治療です。
Q4 ハイフ治療といっても医療機関だけでなく、エステサロンなど様々あるように思います。料金に差があるのはどうしてでしょうか?ハイフ選びのポイントとなるそれぞれの特徴を教えてください。
A)ハイフは医療では焦点点状のものや円形のものもあります。
医療費の価格差は元々のハイフの効果が出るものは、治療の機械が高額で医師が治療を行なうため治療費は高価ですが、効果も高く半年から1年はリフトアップの効果は続きます。
看護師やエステサロンでのハイフはハイフの焦点が大きく、効果は1週間から1ヶ月ほどしかありません。
医療ハイフも今は複数登場していますが、機種の機能性だけでなくハイフの認定の医師やハイフ指導医であるなどの医師のテクニックの差が出ます。
看護師やエステでのハイフによるやけどや神経痛が続く方もいらっしゃいます。
ハイフはブームのようになっていますが、このように効果や持続性、安全性などに違いがありどれも同じではありませんので、ご自分の求めている希望に沿った納得のいくハイフ治療とクリニック選びをすることが大切です。
Q5 ハイフは、どのような方が受けるのがベストだと思われますか?
A)ハイフは30代半ば以降の方々におすすめです。
Q6 福岡アールスキンケアクリニックで行われているハイフ治療と、その特徴を教えてください。
A)当院のハイフはアメリカのFDAが認定している「ウルセラ」と、世界で一番売れているハイフ「ウルトラフォーマー3」を使用しています。
ウルセラは点状の焦点、ウルトラウォーマーは楔(くさび)の形の焦点で、いずれも「ウルトラセルQ」、「ダブロ」などの他のハイフより熱エネルギーが強いものです。
当院の院長はウルセラ、ウルトラウォーマーの認定医です。
お顔のたるみに対するハイフの「2㎜、3㎜、4.5㎜、6㎜の4層」の治療は日本では当院のみしか行っていない特殊な治療法です。その効果を聞きつけられて関東、関西方面など日本各地からだけでなく、わざわざ香港からもハイフの治療のためにご来院されているほどです。
ハイフの効果はウルトラセルQが1~2ヶ月程度、当院のハイフ治療は6~12ヶ月リフトアップ効果が持続します。
Q7 ここからは「糸リフト」についてお尋ねします。よく耳にする糸リフトとはどんな治療でしょうか?
A)糸リフトはスレッドと呼ばれる医療用の糸を使って、真皮内に糸をのこぎり状のひっかけをつけて皮膚を引き上げる治療です。
※ライター補足情報)糸の種類が複数あり形状も様々。溶ける糸、溶けない糸、トゲ(コグ)あり、トゲなしがある。トゲなしは肌のハリ感アップが目的。
Q8 糸リフトは手術ですが、痛みやダウンタイムはないのでしょうか?
A)糸リフトはクリニックにもよりますがダウンタイムや腫れ、痛み、内出血などのリスクがあります。溶ける糸を使っている場合でも糸を入れている違和感は少なからず生じます。
Q9 糸リフトにも種類がありますが、マシンより糸リフトのほうが効果的でしょうか?
A)当院のカウンセリングを受けられた患者様からは、韓国や大手の美容外科で糸リフトして効果は3ヶ月くらいだったとよくお聞きします。
また、糸リフトには、ハッピー、マグなど種類も色々ありますが、ダウンタイムがあることと、効果を維持するために毎年、糸リフトを行うとすると結果的に高額となります。
当院の「スーパーモチーフIR」という治療はサーマクール以上の熱量で3~6ヶ月引き締め効果があります。東京で防衛医大の形成外科の先生が当院へ研修にこられた際に、モチーフの治療をすると手術は必要ないと指摘されたことがあります。
また、当院のハイフ治療はリフトアップ効果が半年から1年の持続性があり、ダウンタイムもない為、糸リフトに比べて費用も安いので美容外科医の奥様も受けにこられるほど人気の治療です。
Q10 最近は若い方も糸リフトを受けられている方が多いようですが、若い時からしておくと効果的でしょうか?
A)若い時からの施術の効果はほとんどわからず、持続性は2~3ヶ月程度です。
Q11 糸リフトは手術なので、手術まではしたくないという方にはどのような治療があって、おすすめなのはどのような治療でしょうか。
A)Q9でお答えしたハイフ治療とRF(高周波)によるモチーフIRという治療がおすすめです。当院では切らないたるみ治療が複数ありますが、いずれもリフトアップ効果と持続性、安全性に優れた美容医療機器を導入しています。患者様のお肌の状態やお悩みの深さ、理想とする仕上がりは個々で異なりますので、医師がお一人ごとの状態を考慮して適した治療を提案しています。